こちらは以前お買取りしましたブラックオパールの指輪です。
ブラックオパールは黒蛋白石(くろたんぱくせき)とも呼ばれ、主にオーストラリアで産出されます。 宝石には虹のように多色の色彩に見える遊色効果という現象があり、この現象は物質に光が入った際に光が分光され、多色の乱反射が生じることで起きます。
オパールではこの遊色効果を持つものがプレシャスオパールと呼ばれ、特に重宝されてきました。
ブラックオパールはこのプレシャスオパールの中で地色がブラック、グレーの物を指します。淡色のオパールでは色彩の輝きが拡散するのに対して、ブラックオパールでは暗色の地色のため、遊色効果の美しさが鮮明に表れます。
ブラックオパールの遊色効果には多くのパターンがあり、希少性の高いパターンや大柄なパターン、鮮明なパターンなどが高く評価されています。 写真のお品物は天然のブラックオパール、傍には天然のダイヤモンドがあしらわれていました。また台座にはPt900の刻印が確認できるプラチナです。 良いお品物で鑑別書とケースのある状態でのお買取りとなりました。