今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、テレビショッピングでも有名な三宝のオーストリッチのバックです。
三宝は1972年に創業し、東京墨田区に本社を構えている高級素材といわれる「オーストリッチ」「クロコダイル」「パイソン」「ラム皮」を使ったレディースバックを中心に財布や革小物の規格、製造、販売を一貫して行っているメーカーです。
素材、職人、機能にこだわり、素材は直接現地に赴き、指導するシステムを構築し、職人は熟練した職人たちを確保し、時代のニーズにあった実用性機能性を追求しています。
今回、お買取りしたハンドバックの素材はオーストリッチで、オーストリッチとはダチョウの皮です。
羽を抜いた後にできる丸い突起の事をクイルマークと呼んでおり、このマークがはっきり大きく流れが揃っている物が高級とされています。
オーストリッチの皮質は厚くて丈夫で適度な柔軟性を持っており、使い込むほどに艶が増して味わいが深まるのが特徴です。
一流ブランドであるエルメスのケリーバックやバーキンなどにも使用されているオーストリッチは高級バックとしての認識も高いお品物です。
お買取りしたオーストリッチのバックは減少傾向になる南アフリカのクライン・カルーにあるオーストリッチ用のダチョウを飼育しているクライン・カルー社から仕入れた最高級オーストリッチです。
あまり、使用されていなかったようで型崩れもなく、これから味わいの出てくるのを楽しめるオーストリッチのバックでした。
専用の布袋には三宝のロゴとダチョウのマークが描かれており、少しカビや汚れが見られましたが、オーストリッチのバックは綺麗な状態でした。