今回いわの美術がお買取りさせていただいたのはイタリアの万年筆メーカーアウロラの作品で作曲家：ジュゼッペヴェルディをイメージして作られたお品物です。
アウロラはイタリアで最も古くからある万年筆のメーカーで、1919年にヴェローナ家によって創設されました。
その当時のイタリアのペン業界はアメリカの影響を受けた吸引式の万年筆が数多く製作されましたがアウロラの初期の作品はインクの充填方法がスポイト式とレバー式の物を製作していました。
そこには常に他社とは違う独創性の作品を作りたいと言うアウロラのこだわりがあったからだと言われています。 その強いこだわりはデザインにも発揮され、創設当初に地元で有名な金細工職人を多く採用してイタリアで伝統的な手工芸の手法を取り入れました。
また、デザイナーなども有名な方を起用して他社に負けないような作品を作ったと言われています。 その後2つの新しい製品オロとアスコを製作しオロは新聞販売業者に鉄道の駅内で販売してもらい、アスコは企業の宣伝広告用に販売されました。 これにより万年筆がビジネスのギフトとして初めて紹介され、ペン業界に革命が起きたと言われました。
その後も様々なシリーズを製作し、確実に成長を遂げていったアウロラですが、第二次世界大戦では工場と倉庫が完全に破壊されてしまいます。
しかし早急な対応により以前の工場に戻りまた万年筆の製作が出来るようになりました。 それからと言うものアウロラは急速な発展を見せ、代表作アウロラ88でピストン式の万年筆を製作し、大きな成功を収め世界中にその名を広めます。
アウロラは自社でペン先まで作っている数少ないメーカーです。そんなアウロラの万年筆をいわの美術では高価買取り致します。
今回のお品物はアウロラ社が作曲家：ジュゼッペヴェルディをイメージして作られた作品になります。 ジュゼッペヴェルディはイタリアの作曲家で主にオペラを制作したと言われています。 その代表作はナブッコ・リゴレット・椿姫・アイーダなどがあり、世界中のオペラハウスで演じられています。
ジュゼッペヴェルディはそれまでのオペラ界に変革をもたらしたと言われ、オペラ好きの人なら必ず知っている最も重要な作曲家です。 ジュゼッペヴェルディは幼い時から音楽に興味を示し教会のパイプオルガンなどを熱心に弾いていたと言われていて、その当時から音楽の才能が発揮されていたのではないかと思われます。
この万年筆には竪琴（ハープ）という楽器が装飾として彫られていますが、ハープはミラノにあるスカラ座のシンボルとしても有名です。
スカラ座はオペラ界の最高峰の場所と言われているためジュゼッペヴェルディをイメージして作られた作品としてはピッタリではないかと思います。
付属品としてジュゼッペヴェルディのCDと木箱が付いていて、18Kや925の刻印もあり特別限定商品ですのでとても希少価値の高いお品物です。
いわの美術ではアウロラ万年筆のジュゼッペヴェルディを買取ります。手放すご予定などございましたら高価買取り致しますので 是非一度いわの美術までお問い合わせください。
