今回いわの美術では吉田華正の松唐草蒔絵硯箱をお買取り致しました。
吉田華正
1940年、蒔絵師の長男として生まれ本名を利昭と言います。
父親の仕事を見ながら育った吉田華正は、同じ蒔絵師になるため蒔絵の技術を学びました。
自身が学んだ蒔絵の技術を使い作品を製作していった吉田華正は、50歳の時に全国漆器展に出品した作品が日本放送協会会長賞を受賞します。
以降も様々な展覧会に作品を出品し受賞を重ね、1998年には通産大臣認定資格伝統工芸士に認定、2004年には 平成16年度山中町産業功労賞を受賞、2007年には 平成19年度石川県伝続産業優秀技術者を受賞という功績を残しました。
1998年に東京の新宿にある三越での個展を開催し、現在も様々な百貨店などで個展を再際しています。華正工房を設立し、現在も精力的に作品作りに励み続けています。
松唐草蒔絵硯箱
今回お買取りしましたのは松唐草蒔絵硯箱という作品です。
硯箱の蓋の表面に松と唐草が金色で全体的にあしらわれた美しい作品です。
筆筒にも蒔絵があしらわれていてとても豪華な造りになっています。
硯は山口県に工房を構える玉弘堂が製作した赤間関硯で、水滴にも美しい模様が施されています。
とても美しく造りが良い作品でしたので、高評価にてお買取り致しました。
弊社いわの美術では、吉田華正の作品をお買取りしております。
吉田華正は、硯箱から棗、茶碗、香合など様々な種類のお品物を製作されています。
また、蒔絵のデザインもシンプルなものから精密な筆使いで豪華な作品もございます。
作品のデザインや豪華さなどによって査定額は異なりますので、吉田華正の作品をご売却お考えでしたら是非一度いわの美術にお問い合わせ下さい。
また、弊社いわの美術では吉田華正の作品以外でも様々なお品物をお買取りしております。
買取可能な蒔絵師
中村宗哲・植松包美・小川破笠・原羊遊斎・北岡折エ門・西村松逸・茶平一斎
三田村有純・湯浅華暁・川端近左・高野松山・浦出勝彦・岡澤起幸などなど
遺品整理・生前整理・お引越し・家や蔵の解体・コレクションの整理などでご売却お考えのお品物がござましたらいわの美術までお気軽にご相談下さい。