今回、いわの美術がお買取りしたお品物はカメラレンズでニコンのニッコール AF 300mm 1:2.8です。
ニコンは1917年に光学兵器の国産化を目的として東京計器製作所光学部、岩城硝子製造所、藤井レンズ製造所が合同し、三菱の資本により「日本光學工業株式會社(日本光学工業株式会社)」として設立したもので、ニコンの名称は「日本光學工業株式會社」から来ています。
そんなニコンは日本の光学機器メーカーとして現在も三菱グループの一員となっています。
日本軍の光学兵器の開発では、陸軍系の企業である東京光学とは軍需光学機器製造の双璧として「陸のトーコー・海のニッコー」とも謳われていた事もありました。 それほど、ニコンのレンズの性能は素晴らしいものがあり、現在でも高く評価されています。
ニコンが現在の社名にしたのは1988年と割と近年の事で、カメラのブランド名として使用するようになったのは1946年と社名として使用するずっと前から使われていました。
また、レンズのブランド名として1931年にニッコールと定め、商標登録も行っております。
今回、お買取りしたニッコール AF 300mm 1:2.8は、開放F2.8と非常に明るい高性能な望遠レンズで、動きの激しいスポーツ写真や暗い所での撮影に威力を発揮するレンズです。
レンズ構成は6群8枚で、撮影するための最短距離は3mとなっております。
使用していたものなのでレンズや外側の傷はありその分はマイナス評価となりましたが、撮影に支障をきたすほどではなかった事、CT-303のトランクケース付という事でしたので、買取を行いました。
また、ケースには付属の鍵が付いているのですが、しっかりと揃った状態でお譲り頂いたため、良い評価での買取となりました。