今回、いわの美術がお買取りしたお品物はコンタックスS2で60周年を記念ロゴが入ったカメラです。
コンタックスブランド唯一のメカニカルシャッター一眼レフで、外装はチタン製と重厚感溢れる仕上がりとなっています。
コンタックスはドイツのカール・ツァイスと日本のヤシカの共同事業として誕生したブランド名で、1975年から発売が開始されました。
1983年にヤシカが京セラに吸収合併された事で、コンタックスブランドが京セラへと引き継がれました。 しかし、京セラはカメラ事業を縮小し、最終的にはカメラ事業から撤退することとなり、コンタックスは休眠ブランドとなってしまいました。
お買取りしたコンタックスS2は戦後すぐにドイツのツァイス・イコンが発売した世界初のペンタプリズム搭載の一眼レフカメラコンタックスSに由来していますが、共通している事はメカニカルシャッターである事だけで、栄光ある名前だけでも受け継ぎたいという思いから付けられているようです。
機能的には特別なものはついておらず、カメラ性能としての評価はいま一つですが、不思議な魅力があるのか多くのカメラファンに愛されているカメラの1つです。
お買取りしたコンタックスS2はカメラボディのみで、レンズは付いていない状態でのお買取りとなりました。
コンタックスS2は発売当初のものには正面向かって右側に60周年のロゴが入っていますが、ロゴなしのものもあり、こちらの方が稀少となっております。