今回、いわの美術がお買取したお品物は、アサヒペンタックス Super-Takumar 85mmです。
アサヒペンタックスとは1957年に発売したカメラのブランド名で、現在のリコーイメージング株式会社となる前は、旭光学工業株式会社として、日本初の一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」、世界初のフラッシュ内蔵オートフォーカス一眼レフカメラ「SFX」を発売するなど、高い技術開発力を誇る会社として知られていました。
スーパータクマーシリーズは、完全自動絞り機能を実装したアサヒペンタックスS3とともに対応レンズ群として登場したレンズで、シャッターレリーズからの一連の行程である絞り込み、絞り開放復元操作までが全自動化されています。
お買取したSuper-Takumar 85mmは、1964年に発売されたもので、レンズ構成4枚5群となっており、最短撮影距離85cm、絞り羽根枚数6枚、最小絞りF16、レンズ重量305g、フィルタ径φ58mmとなっております。
85mmあたりの中望遠のレンズはあまり中古市場に出回らないため、中古市場でも高値で取引されており、今回はレンズにカビや傷も無かったため、高い評価での買取となりました。
また、付属品のケースは経年の劣化は見られましたが、しっかりと残っている事からプラスの評価が付きました。
カメラレンズはカビが生えていると査定額に大きく影響してくるため、場合によっては買取る事をお断りする場合もございます。
長年使用していないカメラレンズは、状態を確認してから、お問合せ下さい。