今回いわの美術では木彫の如意をお買取り致しました。
葉や枝の形やスジなど細かく丁寧に彫られていて、リアルに表現されているお品物です。
若干シミはございましたが、大きなキズやカケ、汚れは無かったため高価買取させて頂きました。
弊社では中国美術に関するお品物の買取にも力を入れております。
如意とは
如意とは僧が読経・説法のときに手に持つ棒状の法具のことです。元々は背中を掻くための道具、いわゆる孫の手として使われていました。
中国の戦国時代では痒いところに手が届くことが苦しみ(痒み)を自在に取ることが出来る道具の代表として認識されており、それが生きる上での苦しみを取り除く仏の説法に例えられ「如意(意の如く)」と名付けられたそうです。
木、金銀銅、象牙、竹、古陶器など様々な素材で作られ、飾りに使われる宝石はヒスイや玉、水晶、サンゴなどが用いられました。
日本でも平安時代にはすでに作られており、重要文化財に指定されている金銅宝相華文如意は日本の雲形如意としては伝存最古の作品と言われています。
木柄の部分を根来塗とし、金銅板製の雲形如意頭や雲脚、基部の八双金物形には典雅な宝相華文や葉状文を伸びやかな蹴彫りで表したもので、当時の技術の高さがよくわかります。
中国美術のお買取りならいわの美術へ
1966年から10年ほど続いた文化大革命で、それ以前に作られた美術品が「古い価値観の象徴」とされ、残念ながら多くの作品が破壊されてしまいました。
当時日本や他国のコレクターたちは中国の美術品や骨董品が壊されてしまわぬよう、大量の古美術品を買い占め自国に持ち帰った為、日本には良い品が綺麗な保存状態で残っている可能性があります。
中国国家文物局は2007年に中国文物の海外持ち出し基準を改定し、1911年以前の文物が持ち出し禁止になりました。その為、ここ数年のうちに中国の骨董市・美術館で購入した美術品や骨董品についてはあまり高値が期待できませんが、逆に20年以上前に日本・中国で入手した中国の美術品や骨董品は、当時の価格よりも高値で買取される傾向にあります。
ですが中国の美術品は高値が期待できるからこそ、贋作も多く出回っているのが現状です。
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