今回、いわの美術がお買取したお品物は象牙でできた宝船の置物です。
宝船は七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船で、新年を表す季語でもあります。
古からおめでたいものとして用いられるモチーフで、宝船をモチーフにした置物は厄除け、商売繁昌、長寿などの縁起物として知られています。
そのため、今回のように象牙を使ったものや、金、銀など貴重な素材を使って置物が作られる事が多く、七福神と共に打出の小鎚、珊瑚、小判、分銅、隠笠、隠蓑、軍配、鍵などの財宝が彫り込まれている事があります。
今回は全体的に簡素な彫り具合の宝船でしたが、帆の部分は取り外す事ができ、部分的に着色されていました。
素材が象牙という事もあり、高価買取で対応致しました。
象牙は現在、ワシントン条約で厳しく規制されており、貴重な素材として取引が行われています。
そのため、象牙を使用した加工品なども高価買取となる傾向が強く、クリーム色で象牙特有の格子模様や縞模様が見られれば使われている素材が象牙である可能性があります。
そういったお品物があればいわの美術が無料で査定・見積を行い、提示した買取額にご納得頂けるようでしたら、買取らせて頂きます。
ただし、今回お買取りした宝船の置物は大きな傷がありましたので、そういったマイナス面は買取額の減額に繋がりますので、今は売却する予定がなくても大切に扱う事で買取額がアップします。
