今回いわの美術がお買取したお品物は象牙印鑑です。
象牙は古くから印材として使用されており、緻密な彫りにも耐えられる事から芸術品のような印鑑も多数作られてきました。
お買取した象牙印鑑も縦2cm、横3.7cm、高さ7.8cmほどという小さな象牙にとても小さな文字と風景を描いたまさに技の光る逸品でした。
現在、象牙の取引はワシントン条約によって厳しく規制されているため、流通量が少なく価値が高くなっています。
また、牙の状態で売買するためには(財)自然環境研究センターが発行する国際希少野生動植物登録票がないと売買する事できず、持っていない場合は取得申請をご自身の手でやらなければなりません。
以前は業者が代行して取得する事もできたのですが、現在は代行する事ができなくなってしまいましたので、弊社では買取前提であれば取得手続きのアドバイスをしております。
しかし、象牙を加工したものであれば国際希少野生動植物登録票は必要ありません。
もちろん、今回お買取した象牙印鑑は象牙の加工品ですので登録票の必要はなく、お品物の状態と外箱付という事を考慮して買取を行いました。
印材は象牙以外にも石や鹿や水牛などの動物の角(骨)、紫檀・黒檀などの木材と様々で、いわの美術ではこれらの印材の買取も行っております。
すでに何かが彫られていても買取る事ができる場合もございますので、まずは一度お電話・メールにてご相談下さい。