お写真のお品は、先日お買取させていただきました象牙のビリヤードボール紅白4球です。
ビリヤードというと、かつてのポール・ニューマンの映画「ハスラー」が一世を風靡しましたが、ビリヤードは世界で人気を誇り、日本でもプールバーなどで気軽に楽しむなど、アマチュアからプロまでプレーヤーが多く存在します。
ビリヤードボールは、現在では樹脂製が主流ですが、かつてはビリヤードボールの素材に象牙が多く使われていました。象一頭からビリヤードボール8個ほどしか製作することができないという、大変稀少なものでしたが、後には、環境保護の問題からも、樹脂製のビリヤードボールにシフトしていき、象牙製のビリヤードボールは製造を制限され、姿を消していきました。
象牙製のビリヤードボールは重さも樹脂製のものと比べ物にならないほど、ずしりと重く、重厚感があります。
そんな稀少な象牙のビリヤードボールをレトロ感たっぷりの専用ケースとともにお買取させていただきました。
いわの美術では、ビリヤードボールだけでなく、様々な象牙製品の買取を行っています。
象牙(アイボリー)は、アフリカ象やインド象の切歯のことですが、かつて、日本は最大の象牙輸入国でした。
象牙の大きな特徴としては、ロゼット模様とよばれる縞目模様と、光沢にあるとされます。薄く細工された象牙製品などは、光の加減により透き通ったように見え、これは人工的に製造されたものにはみられない美しさがあります。
また、象牙は使い込まれると、経年変化し、象牙のアイボリー色は飴色に変化するといいます。 象牙は、アフリカゾウのものが最高級とされ、牙の先から牙の中心部へいくほど高価なものといわれています。
いわの美術では、象牙の香炉、印材、掛軸の軸先、麻雀牌、帯留めなど、年間多数の象牙製品の買取実績を誇っています。
また、コレクターに人気の象牙の根付なども高価買取が期待できます。もちろん、象牙の牙の状態のものも買取対象ですので、あらゆる象牙に関するお品のご売却をお考えでしたら、買取経験を多く持ついわの美術に是非ご相談ください。