今回、いわの美術がお買取りしたお品物は尺八です。
山口県にある竹勇尺八工房で作られた尺八で、この工房で作られた尺八は全て日本を代表する国際的尺八奏者・田島直士の鑑定に合格した鑑定尺八となっています。
田島直士は海外で講演を行い、国内では年間に10回のリサイタルを行うなど精力的に活動を続けており、直簫流尺八宗家でもあります。
そのため、竹勇の鑑定尺八の基準はとても厳しいもので、その基準に合格した物でなければ鑑定尺八を名乗る事ができません。
尺八は日本の伝統的な木管楽器の一つで、中国の唐を起源とし、日本に伝来したものです。
鎌倉時代~江戸時代と時間をかけて現在の形の祖形が成立し、尺八という名称管長が一尺八寸である事が由来しています。 そのため、お買取りした尺八も55cmございました。
また、尺八は真ん中から2つに分ける事ができ、この結合部分が中継となっており、この部分に金や銀、べっ甲などが巻かれている事がございます。
今回、お買取りした尺八には金が巻かれており、全体的に経年の劣化や一部にひび割れが見られましたが、この金の部分だけは輝いていまいした。
軸管の割れは音に影響が出るため、買取額は下がってしまいますが、元が良い尺八でしたので、高価買取とさせて頂きました。
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