今回買取いわの美術がお買取させていただきましたのは、中棹の紅木金細三味線です。
専門家によれば、三味線の最上品として、材質は紅木、金細はホゾに金、綾杉胴付の三つがあげられるとされていますが、今回お買取の三味線は、棹は紅木材、ホゾは金細二枚溝、胴は子持ち綾杉彫りという高級ランクのお品でした。
お買取した三味線本体の紅木は、熱帯が産地の幹が1メートル以上にもなる大きな木で、ワシントン条約の第2類に分類されていて入手が難しくなっています。
紅木は、木の目の密度が高く、重い木材で、紅木の棹より生まれる音質もすばらしく、三味線のプロの演奏家に好まれています。
また、今回お買取の三味線は金細二枚溝という最高級品です。継ぎ手の部分に金を入れることによって三味線の音を良く響かせるための工夫である金細は、紅木の中でも一定の基準を満たしたものだけが金細として作られるもので、お買取した三味線の金属部分にはK18、K22の刻印が確認できました。
さらにお買取の三味線の胴も綾杉胴の溝の山にさらに浅い山をつけた高級な子持ち綾杉胴ということで、撥などの付属品とあわせて高価買取させていただきました。
和楽器の買取も行っているいわの美術では、三味線の買取実績も豊富です。
長唄、小唄、端唄、地唄、民謡、津軽など、どちらの三味線も買取の対象となっていますが、練習用の三味線はお買取が難しく、今回買取の紅木金細三味線や、子持ち綾杉胴の三味線は、高価買取りが期待できます。
また、三味線の付属品の糸巻きや撥なども買取を行っており、素材が象牙である場合は高価買取の対象となっています。象牙の撥や糸巻きは単体でのお買取も行っております。
使っていない演奏会用の三味線のご処分やご売却をお考えでしたら、和楽器買取実績豊富ないわの美術に是非ご相談ください。