今回お買取したイッタラのお品物は、アルヴァ・アールトのフラワーベースで、ガラス製のお品物です。
イッタラは、ガラス職人だったピーター・マグナス・アブラハムによって、1881年にガラスメーカーとして創業しました。
伝統と技術を継承し、高品質なガラス製品を作り続けており、近年では、ガラス製品のみではなくテーブルウェアの総合ブランドとして展開しています。
そんなイッタラは、お洒落な北欧デザインが大衆の心をつかみ、広く知られるようになっていますが、創業当初は技術力の高い職人が不足していたようで、スウェーデンから労働力を頼っていたそうです。
また、1917年～1950年頃は、買収されていたという経緯もあり、最初からアートともいわれるようなデザインの製品を作っていたわけではなく、主に化学の実験やオイルランプに使用するボトルなどを作っていました。
その後、家庭用商品を主体とする展開が始まり、ミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞するほどデザイン性の高い製品を生み出す企業へと変化を見せ、第二次世界大戦の影響による生産中止や合併などを乗り越え、現在では世界的に知られる企業へと成長しています。
ちなみにイッタラの製品は、ハイセンスな北欧デザインというイメージが先行しがちですが、環境や人体に影響を及ぼす鉛を一切使用していない無鉛ガラス製品であることも大切なポイントとなっています。
そんなイッタラのフラワーベースを買取ることとなりましたが、今回お買取となったのはイッタラのアルヴァ・アールトというシリーズで、20世紀を代表する建築家でデザイナーでもあるアルヴァ・アールトがフィンランドの湖をモチーフにしてデザインしたお品物です。
アルヴァ・アールトがデザインしたものは「アールトスタイル」として世界中で親しまれているようで、お買取したフラワーベースも柔らかな曲線が親しみを感じ、美しい透明度が涼しさなどの清涼感を感じ、どんなお部屋にもさりげなく置いておけるお品物でした。
いわの美術では、イッタラの買取に力を入れています。
お引越しなどの整理で、適当にリサイクルショップなどで処分するよりもいわの美術であれば高価買取が期待出来ますので、まずはイッタラの製品買取実績のあるいわの美術までお電話、メールにてお気軽にご相談ください。
