こちらのお写真は、以前お買取いたしました京焼 加藤利昌作の祥瑞珈琲碗皿5客です。
加藤利昌は1953年には天皇皇后両陛下行幸に際して食器の制作も行い、初代、二代と続きましたが、残念なことに後継ぎがないということで、廃窯になっています。
現在では加藤利昌の作品は幻ともいわれており、大変稀少な加藤利昌の作品を高価買取にてお譲りいただきました。
お買取した加藤利昌の珈琲碗皿は、細かな染付を得意とする加藤利昌らしく器面いっぱいに綿密に力強く絵付けがされています。
珈琲皿は、白地の部分が少なく呉須で全体をびっしりと埋めるように絵付けされているため、白地部分が逆に際立って美しくみえ、中心の鳳凰柄を威厳あるものとしています。
今回買取の加藤利昌の珈琲碗皿は鮮明な発色の藍色の濃淡が目を惹きますが、それに念入りで緻密な絵付けがされており、雰囲気は重厚で現代の京焼(清水焼)には存在しない精神性があるようにも感じられます。
さすがに昭和天皇もご愛用されていたという加藤利昌の作品だけあり、器から気品ある雰囲気が伝わるような素晴らしい作品をお買取させていただきました。
一閑人細工や、呉須と重厚感のある独自の染付デザインが特徴の加藤利昌窯は、廃窯した現在も、その人気は衰えることのない京焼の名窯として知られ、市場でもその価値は益々高まっています。その稀少性から、加藤利昌の作品をお持ちの方も中々手放せないともいわれています。
いわの美術では、加藤利昌の作品の買取に力をいれております。手放してもよいという加藤利昌の作品がございましたら、高価買取も行っているいわの美術に是非ご相談ください。
買取査定は無料で行っておりますので、加藤利昌の作品買取についてご不明点やご質問などございましたら、遠慮なくお電話、メールにてお問い合わせください。