今回いわの美術がお買取り致しましたのは、敦煌文献が発見されてから100年の記念で作られました敦煌蔵経洞友現一百周年紀念銀幣です。
敦煌文献とは、敦煌市にある有名な仏教遺跡の莫高窟から唐代以前の貴重な書物が発見された出来事の総称で、敦煌市で見つかった文献という意味で敦煌文献と呼ばれるようになりました。
敦煌文献が見つかった仏教遺跡の莫高窟は、1987年にユネスコ文化遺産に登録された歴史ある建物で、中国の僧侶・楽僔という人物が最初に穴を掘り修行を行った事が莫高窟の始まりと言われています。
その後様々な僧侶が修行などを行い、現在では700以上の石窟の中に2000体以上の仏像、総面積45,000㎡にもなる壁画が残されています。
今回お買取りしたお品物は歴史ある莫高窟が発見された100年の記念に作られた銀貨6枚セットです。
絵柄には、莫高窟と5つの時代の飛天(北魏・北周・唐代・隋代・十六国)が描かれていて、大変美しい作品に仕上がっています。
弊社いわの美術では、中国などで作られた金貨・銀貨などのお買取りを強化しております。