写真のお品物は、以前お買取させていただきましたパンダ金貨です。
いわの美術では、パンダ金貨など地金型金貨の買取も致しております。
今回買取のパンダ金貨は、中国2008年鋳造、重量は1トロイオンス(約33g)というお品物です。
額面は500元で、こちらの2008年のパンダ金貨の表面は、親子のパンダがレリーフされています。
パンダ金貨は、中国造幣公司より1982年から毎年発行されている地金型金貨です。
金の純度は99.9パーセント以上で、1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンス、1/20トロイオンスの他に、1キロ、20トロイオンスなどの大型金貨もあります。
パンダ金貨には、通常、表面にジャイアントパンダ、裏面には北京天壇がレリーフされています。表面のパンダは毎年デザインが変わります。
パンダ金貨は、1982年9月、日中国交正常化10周年を記念して、世界に先駆けて日本で先行発売されました。
初年度の1982年は 4 種類だったサイズが、翌年から 5 種類となり、 表面のパンダの愛らしい姿を毎年異なるデザインで描いて発行され続け、 世界中で人気の金貨となっています。
ただし、初年度から2000年までは、毎年デザインを変えて発行してきましたが、2001年になり、その年以降のパンダのデザインは同じものにするとの決定がなされました。それにより、2002年のデザインは2001年のものと同じになりました。
パンダ金貨のデザインはそれ以降も同じものになるはずでしたが、世界中のコインコレクターからの熱望により、再度、図柄を毎年変えて発行されることとなり現在に至っています。
こういったことからも、パンダの可愛らしい姿のパンダ金貨を、世界中の多くのコインコレクターが楽しみに収集していることをうかがい知ることができます。
パンダ金貨は、単なる地金としての価値だけでなく、幅広いコレクターからの指示を受け、今日まで発行され続けています。 また、表面のパンダは毎年デザインが変わるため、発行年によっては高額で取引される面も持ち合わせており、パンダ金貨は地金型金貨と収集型金貨の性質を併せ持つといわれています。
入手困難なパンダ金貨として知られるのが、パンダ金貨が初めて発行された1982年銘のものです。
この時は、金貨のみの発行で、額面表記がなく、発行枚数はわずか15,872枚と少なく希少価値がある金貨です。
パンダ金貨といっても、発行年度によりプレミア商品になるものならないものがあります。パンダ金貨に限ったことではありませんが、綺麗な状態であるほうが買取の評価は高くなり、傷などがあると評価が大分下がってしまいます。
また、未使用品が買取の際にはプラスとなり、袋から出した瞬間に価値が下がってしまうものもあります。
パンダ金貨は発行年などにより、高価買取の期待度の高いお品物となっており、いわの美術でも積極的に買取を行っています。