昭和から現在まで活躍されている画家、村田省蔵の作品を査定致しました。
村田省蔵は、生糸問屋を経営している家の長男として生まれ、中学在学中に海軍飛行予科練習生として滋賀航空隊に入隊します。
航空隊で活躍後、昭和20年に終戦を迎えたのをキッカケに中学校に復学し、第1回現代美術展で宮本三郎の作品を見て感動し画家になる事を志します。
その後、金沢美術工芸専門学校に入学して洋画を専攻、画家を志すキッカケとなった宮本三郎や高光一也などに技術を学びました。
また、20歳以降では数多くの作品を製作し、展覧会などに出品して様々な賞を受賞しています。
今回いわの美術が査定させて頂きましたのは、村田省蔵の大濠公園中の島というタイトルの油彩画です。
作品のテーマとなった大濠公園は、福岡市中央区にある公園で、国指定の登録記念物ともなっています。
公園の真ん中には大きな池があり、その池を貫くように島がいくつも連なり橋を渡ると池全体が見渡せるようになっています。
今回お買取りした作品は、そんな美しい大濠公園が描かれた大変素晴らしいお品物となりました。
左下には村田省蔵のサインが記され、正真正銘に村田省蔵の作品だという事が分かります。
油彩画は時間が経つと絵具の割れなどが出てきてしまう物が多いのですが、こちらの作品は絵具の割れや汚れ、キズなどがなく良い状態でのお買取りとなりました。
いわの美術では、村田省蔵の作品や、村田省蔵が画家を目指すキッカケとなった宮本三郎の作品、高光一也の作品など査定致します。
実家に飾っていて仕舞う場所がないなど、処分をお考えのお品物が御座いましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。