今回いわの美術がお買取したお品物は難波田龍起の油彩画です。
難波田龍起は自身の内面との対話の中から日本的詩情あふれる抽象表現の可能性を追求した画家として知られ、西洋にはない独自の抽象画の世界を完成させました。
そんな難波田龍起ですが画家を志そうと思ったきっかけは、彫刻家・高村光太郎との出会いでした。
彫刻家・高村光太郎は画家や詩人としての顔を持つ芸術肌の人物で、強い影響を受けたそうです。
そのため、太平洋画会研究所、本郷絵画研究所でデッサンや絵画の勉強に励みますが長く続かなかったため、高村光太郎の紹介で画家・川島理一郎が主宰する絵画研究会・金曜会に入り、独学で画技を磨いていきました。
その後、幻想世界を象徴主義のような作風で描くオディロン・ルドンの作品と出会い、難波田龍起の抽象表現が確立し、様々な展覧会で発表してきました。
難波田龍起の作品のように抽象画は好き・嫌いがはっきりと分かれ、価値がないと思う人も多いかと思います。
今回のお買取でも遺品整理の依頼を受けお譲り頂いたもので、ご依頼主様は「こんなに価値が高いものなんて・・・」と驚きの様子を見せていました。
このように難波田龍起の作品は高価買取が期待できます。
ご自身で価値がないと判断して処分してしまう前に、難波田龍起の作品の買取実績を持ついわの美術にご相談下さい。