今回いわの美術では、日本を代表する日本画家の1人、奥村土牛の作品をお買取り致しました。
奥村土牛は、1889年に東京で生まれ、16歳で梶田半古の画塾に入門し、その当時塾頭だった小林古経に日本画の技術や基礎を学びます。
18歳で東京勧業博覧会に出した作品が入選したのを機に、数多くの個展などで賞を受賞しました。
奥村土牛はもっと技術を学びたいという思いから、31歳で小林古経に弟子入りをして2年間画室で指導を受け、その後小林古経に紹介された速水御舟にも指導を受けたそうです。
その甲斐あって、 1972年に開催された再興第14回院展で初入選を果たし、日本美術院同人に選ばれるなど輝かしい功績を収めます。
のちに、自らの作品制作を行う傍ら、帝国美術や東京美術大学で教壇に立ち、後世の育成に励みました。
奥村土牛の作品は、梶田半古の写実的表現、小林古径の華麗な色彩、速水御舟の柔らかい色彩を合わせた作風が特徴で、精密さの中に柔らかい印象を醸し出す作品を作り上げています。
奥村土牛の作品例
醍醐、富士、霊峰、ガーベラ、浄心、山なみ
ハイビスカス、吉野、那智、菊花図など
今回お買取りした奥村土牛の作品は、ガーベラという作品で花瓶に入った色鮮やかなガーベラ
が描かれています。
額に少し傷などがありましたが、作品自体にシミや汚れはなかったので良い評価でお買取り出来ました。
今回お買取りした奥村土牛の作品以外にも、奥村土牛が指導を受けた小林古径や速水御舟の作品などもお買取りしております。
また、絵画をご売却お考えの際は、作家名、版元、タイトル、画廊シール、大きさ、サイン、エディジョンナンバーをお伝え頂けますと査定がスムーズに行えますので、事前の確認をお願い致します。また、自分で買った物ではないので作家などもわからないという時は、一度お品物の写真をお撮り頂き、メールにて弊社までお送り頂きますと、大体の査定額をお伝え致します。また、木版画の場合ですと裏に摺った跡が出ますのでそちらも写真に撮ってお送り頂ければ詳しい査定額がご提示出来ます。奥村土牛の作品の買取はいわの美術へお問い合わせ下さい。
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