絵画の買取実績が豊富ないわの美術では、子供の絵を描き続けた”いわさきちひろ”の作品をお買取り致しました。
1918年に福井県で生まれた”いわさきちひろ”は、幼い頃から絵を描く事が得意で、後に絵本作家・画家として活躍するようになります。
子どもの頃から周囲に絵の才能を評価されていた”いわさきちひろ”を一番近くで見ていた母親は、彼女の才能を認め洋画家である岡田三郎助の門を叩きデッサンや油彩画を学ばせました。
高校卒業後は、岡田三郎助が教授をしていた美術学校に進もうとしますが両親に反対され第六高等女学校に入学し、小田周洋という書家の元で書を習い始めます。
19歳になると両親の勧めで婿養子をもらい嫌々ながらも結婚して夫の勤務先である中国に渡りますが、夫の自殺がきっかけで日本に戻り中谷泰に師事して再度油彩画を学び始めました。”いわさきちひろ”が、再度絵画を学べるようになったのは日本に帰国した21歳の頃でした。
その後画家として自立して数々の作品を手掛けるようになった”いわさきちひろ”は、初めて「あめのひのおるすばん」という絵本を作り、この絵本から”いわさきちひろ”独特の柔らかい色使いの作風が生まれました。
今回いわの美術がお買取りしたお品物は、”いわさきちひろ”の「夕暮れの海」というタイトルの油彩画です。
海辺で夕日が沈んでいくのを親子が眺めている様子を”いわさきちひろ”独特の淡い作風で仕上げているとても美しいお品物となりました。
作品に少しの汚れと額縁に小さな傷がありましたが、油彩画で多い絵具の割れやヒビはなく、とても美しい作品でしたので、高評価でお買取り致しました。
今回お買取りしたお品物は油彩画ですが、いわの美術では水彩画や版画などの絵画もお買取りしておりますので、事務所や会社の移転・お引越し・コレクション整理などで売却を考えているお品物などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。