今回いわの美術では、ルイ・イカールのシャボン玉をお買取り致しました。
ルイ・イカール
1888年、ルイ・イカールはフランス南部のトゥールーズという町で生まれます。
高校卒業し、翌年兵役を終了したルイ・イカールは、友人とともに演劇の世界に入るべくパリへ上京しました。
ですがすぐに役者になれる訳ではないので、下積み時代は絵葉書工房で仕事をして生活費を稼いだそうです。
絵葉書工房での仕事の一環で1908年に「芸術批判」という雑誌の表紙を手掛けたところ多くの所から高い評価を得た事で、自分には演技ではなく絵の才能があるのではないかと思い始めます。
その後、画家として本格的に作品制作を始め、24歳の頃自身が描いた作品を集めてバルセロナで初の個展を開き、以降ルイ・イカールの作品はアメリカなどで人気を博していく事となります。
衣裳のデザインも行っていたルイ・イカールは、パリ・オペラ・バレー劇団による特別公演の衣装デザインも担当した事で注目を浴び、1920年には後にルイ・イカールの作品のモデルを務める事となるファニー・ヴォルメールと結婚しました。
その後は、アメリカに販売網を持つフランスの版元に作品を販売し、個展を数多く行い功績を残しますが、62歳という若さでこの世を去りました。
ルイ・イカール シャボン玉
今回いわの美術がお買取りしましたのは、ルイ・イカールのシャボン玉という作品です。
パーマのかかったフワフワのブロンドヘアの女性が白いドレスを着ていて、シャボン玉を作って遊んでいる姿と、足元で犬が戯れている様子が美しく描かれています。
ルイ・イカールの描く作品の多くは、女性をモチーフとした物がほとんどですが、この女性は自身の妻ファニー・ヴォルメールをモデルとしています。
ルイ・イカールとファニー・ヴォルメールが出会ったのは、ルイ・イカールが26歳の頃で、この時のファニー・ヴォルメールの印象をルイ・イカールは「美しいという以上の存在だった」と語っています。
また、結婚後犬や小鳥など様々な動物を飼っていた事もあり、作品にも家で飼っていた動物たちを数多く描いていたそうです。
このシャボン玉という作品にも白い犬が描かれていますが、この子たちも家で飼われていた子ではないでしょうか。
弊社いわの美術では、ルイ・イカールの作品をお買取りしております。
人気の作風などですと、高価買取も期待出来ますので、是非お問い合わせ下さい。
ご自宅や事務所、病院などに飾られていたルイ・イカールの作品がございましたら
是非いわの美術にお譲り下さい。
買取可能な銅版画
李禹煥・有元利夫・ジョアンミロ・南桂子・レンブラント・山本容子・秀島由己男
駒井哲郎・加山又造・小泉淳作・浜口陽三・長谷川潔・舟越桂・金子国義などなど
弊社いわの美術では、絵画以外にも様々なお品物をお買取りしております。
茶道具・書道具・香道具・絵画・日本刀・武具・洋食器・彫刻・古文書・巻物・掛軸
時計・古いおもちゃ・中国美術・仏具などなど
ご売却をお考えのお品物がございましたらお気軽にいわの美術までご相談下さい。