今回、いわの美術でお買取り致しましたお品は、中山忠彦作 『婦人像』
リトグラフの作品です。
人物画、とくに女性造形そして衣装などにも着目し、作家の目を通して描かれた
精緻で、奥深い表現の写実画・肖像画の作品を手掛けています。
版画の他にも、油彩画やデッサンなど様式が異なっていても、女性特有のしなやかな
肉体の美しさと、身にまとう装飾品によって表現される華やかさが原点にあり、
女性の"美"を追い求める中山忠彦の視点が、どの作品にも感じられます。
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【作家略歴】
伊藤清永に師事し、昭和29年に日展へ出展。
初入選をし、その後も、昭和44年に特選。平成8年には『華粧』で内閣総理大臣賞を
受章しています。
昭和40年に結婚した良江夫人をモデルにしたもので、初期は裸婦などの作品も描いて
いましたが、良江夫人と結婚してからは、一貫して良江夫人をモデルにした美人画を
描き続けており、身にまとったアンティークなコスチューム(中世ヨーロッパの衣装を
モチーフとした作画)も、作品の重要な要素と言えます。
また日本の洋画壇を牽引するひとりとして活躍し、白日会会長、日展理事長などを経て、
平成31年(令和元年)には旭日中綬章を受賞。
後進育成のために『アカデミー中山』を開設するなど、
美術界の発展に尽力し、芸術文化の向上に多大な貢献をしています。
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