写真のお買取した作品は、笹倉鉄平のシルクスクリーン「La Barcarolaバルカローラ」です。
「光の情景画家」とよばれる笹倉鉄平は、ヨーロッパの街並みや水辺風景、日本の伝統的景色、動植物などをロマン溢れる情景に描き、国内外で高い評価を得ている現代の画家です。
笹倉鉄平の描く旅情と優しい光あふれるその情景画は、観る人に安らぎをもたらす絵として、老若男女幅広い層で多くの支持を得ています。また、笹倉鉄平の多彩な光の表現は、観る人の心に「希望の明かり」を灯すともいわれています。
笹倉鉄平は、大学では商業デザインを専攻し、企業広告のグラフィックデザイナー、イラストレーターとして、10年以上のキャリアを経たのち、シルクスクリーンによる版画作品を手掛けるようになります。
1991年の画家デビュー以来、笹倉鉄平は150作品以上の版画作品を発表し、近年では、パリ、フィレンツェ、北京等にて開催した展覧会も成功をおさめるなど、海外へ向けての活動も活発に行っています。
笹倉鉄平の作品には、旅先などで得た印象や想い、ストーリー性等が、絵筆にのせて表現されています。
今回お買取した笹倉鉄平のシルクスクリーンは2005年の作品です。タイトルの「La Barcarolaバルカローラ」とは、イタリアのベネチアのゴンドラの船頭が口ずさむ舟歌を意味し、イタリアの港町の情景が描かれています。
買取の笹倉鉄平のシルクスクリーン作品には、笹倉の真骨頂ともいうべき港の夜景を描いた作品のひとつで、笹倉鉄平の描き出す「やわらかな光の表現」「豊かな色彩の輝き」「繊細な筆のタッチ」が存分に感じられる温かみ溢れる素晴らしい作品です。
1日を終えた人々が港に集い、舟の片づけをする人、岸壁でくつろぐ人、水面に映る街頭の光、夕暮れ時の空など、光と影を特徴的に描くその笹倉鉄平の画風は、観る人を笹倉鉄平の癒しの世界へいざないます。
人と自然への優しい思いを笹倉鉄平の独自のやわらかなタッチにのせて、夕暮れ時のほっとする瞬間が、多彩な光の表現により描かれた美しく、幻想的な作品です。
お買取した笹倉鉄平のシルクスクリーン作品には、笹倉鉄平の鉛筆書きサインとエディッションナンバーが記されています。
また、買取査定の際は、笹倉鉄平自身のオフィス兼作品版元であるアートテラスの作品証明書がご一緒で、高価買取対応にてお譲りいただきました。
絵画の作品買取では、作家のサインや落款の他、画廊や鑑定協会などの保証書や鑑定書、証明書などがあると、高額買取につながります。
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