このお品物は神奈川県横浜市のお客様よりお買取させていただきました。 1980年代頃に澤田文一氏は話題になった画家の作品です。 『鬼才』や『魂の画家』,『画界のドストエフスキー』などと 評された。 この作品はその頃の澤田による作品である。 全体的には暗い色調で描かれていながらも 暖かさと静謐さを感じることができる。 そして恐らく『ナオミ』だと思われる彼女 からは祈る様な雰囲気さえ感じられる。 暗い色彩でありながらも、澤田が捉える 人物は内面まで描かれているようである。