日本画界最高峰と言われる後藤純生の作品です。
後藤純生は全国各地を巡り、日本の風景美を色鮮やかに描きました。
知名度は抜群に高く、ネスカフェのCM『違いがわかる男』に出演を遂げています。
後藤純生
後藤純生は真言宗の寺の子として生まれました。
僧侶となるべく修行もしていましたが 寺の経済状況が良くなく、同じ苦労をするなら好きなことで、と画家になることを選びます。
16歳で山本丘人(きゅうじん)に師事し 東京芸術大学を2度受験しましたが、入学は叶いませんでした。
それでもなお諦めず、小・中学校で教師をする傍ら制作を続けます。
山本丘人の紹介で田中青坪(せいひょう)に師事したことから、田中青坪の所属する院展への出品に繋がりました。
22歳で院展初入選という快挙により、5年間続けた教職を辞め絵に専念します。
ただ、自分がやりたかった人物画ではなく風景画での入選に挫折感を味わい、不本意ながらも風景画に絞りました。
画家として新たなスタートを切ったものの貧しい生活は続き、スケッチ旅行に行くこともできず、海も山もない近くの田園風景しか描く対象がない苦悩の日々を過ごします。
25歳の時に転機が訪れ、真言宗のツテで関西・四国の寺に逗留し、朝は勤行 日中はスケッチという独自のスタイルを約8年間続けました。
そして30歳の頃からは同時進行で北海道でのスケッチ生活も始め、北海道の厳しく神々しい自然は後藤純男を開花させます。
北海道の作品制作をきっかけに、それまで気持ちの問題で手つかずであった関西・四国の風景画にも取り組み、素晴らしい作品の数々を残しました。
後藤純男の風景画は、貧しい生活や寺での厳しい勤行で鍛えられた鋭い感性で描かれ、見る者を圧倒し そこに込められた祈りの心さえ感じさせる存在です。
「作家が生きているうちは作品は正当に評価されない。自分が死んでから100年待て!」と言っていたそうですが、生前から内閣総理大臣賞などの数々の受賞を重ね、すでに非常に評価が高い作家となっています。
後藤純男の作品
後藤純男は純金・プラチナや、ラピスラズリなどの色鮮やかな天然岩絵具を好んで使用しました。
僧侶としての修行したことから、作品には仏教的な荘厳さや精神が感じ取れます。
数々の作品群を残し、北海道の滝シリーズ、関西の寺を描いた大和古寺シリーズ、49歳から取材旅行を重ねた中国の農村シリーズなどが有名です。
長い間 追求を重ねていた雪景色は臨場感に溢れ息を呑む美しさで、中古市場でも人気があります。
後藤純男の作品をお買取りしております。
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いわの美術は後藤純男の日本画(肉筆画、リトグラフ)の買取経験が豊富です。
春の斑鳩
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新雪
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波濤
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湖畔
紅葉
富士 桜 松
桜 松 寺
秋の塔映 など
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