今回、いわの美術がお買取りしたお品物は深見東州のリトグラフ「東州富士」です。
深見東州は日本画、油彩画、水彩画、アクリル画など画家として活動の他にもオペラなどの音楽活動や中国の国家一級美術師の認定を外国人で初めて受け、アクリル画「青龍神と緋鯉」が永久所蔵されるなど、マルチな才能を持った芸術家です。
また、宗教家としての顔を持ち、芸術家・宗教家としての活動を行う時は、深見東州を名乗り、実業家としての活動を行う時は本名の半田晴久を名乗っており、この他にもいくつかのペンネームや通名を持っています。
深見東州は美術や芸術を通して国際交流と国際理解を深めようと尽力しており、毎年、高校生を対象とした出品料無料の国際美術コンクールを主宰しています。
画家としての活動は、油彩画などの洋画を松下友紀に習い、水墨画を安永麦州に師事、更には仏画を浅井秀水、日本画と水彩画を犬飼得之に師事しており、特に力を入れていたのが版画でした。
深見東州の版画は絵画の特徴に合わせたリトグラフやシルクスクリーンなどの版画技法を選び、制作しています。
今回、お買取りした深見東州の作品はリトグラフで制作されたものでした。
リトグラフの特徴は、インクをダイレクトに重ねて刷るため、油彩画のような重厚な感じに盛り上げる事ができ、今回の「東州富士」にはぴったりな技法として選ばれました。
全部で300枚刷られたもので、シミや汚れが無くとても綺麗な状態でお譲り頂きました。
また、外箱が付いておりましたので、こちらも評価の対象とさせて頂き、高価買取を行いました。