今回いわの美術がお買取りさせて頂いたお品物は、日本の洋画家として名の高い山本文彦の「春」という絵画です。
山本文彦は1937年に東京に生まれますが、日中戦争により疎開し10年間現在で言う長野県で過ごしました。
東京教育大学に入学した山本文彦は、在学中に二紀会で行われた博覧会で初入選し、24歳で東京教育大学の教育学専攻科、芸術専攻を修了、この年に千葉県立長生高等学校の教員となります。
その後、8年間の教員生活を経て、1969年山口大学の教授となり、筑波大学の芸術学系教授や、NHKの教育テレビでの「油絵を書く」という番組で講師を務めました。
定年退職後には、筑波大学の名誉教授に選ばれ、2010年に日本芸術院会員となっています。
また、一般社団法人二紀会の常任理事に就任、様々な活動を通して洋画家として人材を育て絵画の世界に貢献しました。
教員として働く傍ら、洋画家としての活動も頻繁に行なっていて、1970年には昭和会展で林武章を受賞、それ以降様々な章を受賞します。
洋画家として地位を得た山本文彦の作品は、数々の個展や展覧会に出品され、その名を世界に広めました。
山本文彦の作品は、淡い色彩が特徴で裸婦画を多く描き、その優しい色彩により見ている人の心を穏やかにさせます。
今回お買取りしたお品物は、山本文彦が油彩で描かれた「春」をテーマにした作品で、優しい色彩の中に女性が描かれているのが特徴となっています。
作品の左下と裏面に山本文彦のサインが書かれ、また女性独特の柔らかい印象を忠実に再現しているお品物となりました。
額の縁に少しキズが目立ちましたが、作品の状態も良く山本文彦の描かれたお品物とあって高評価にてお買取り致しました。
いわの美術では、洋画家として世界に名の高い山本文彦の作品を高価買取り致します。
また、山本文彦の代表作でもある「樹想」や、「夢野」「鳥影」などの作品も高価買取り致します。
引っ越しで新しい家に飾る場所がない、大きくて場所をとるので捨てたいなどお困りでしたら絵画の買取りも豊富に行なっているいわの美術にお問い合わせ下さい。
作家などわからなければ、サインと作品全体をメールにてお写真などお送りいただければ査定実績豊富のスタッフにより鑑定致します。