こちらの作品は、以前お買取致しましたJennifer Marks(ジェニファーマークス)の”The Beach Merchant”というシルクスクリーン作品です。
ジェニファーマークスは、ファインアート界の星として、注目の実力派女流作家です。
アメリカ ロサンゼルス生まれのジェニファーマークスは、幼い頃より絵を描くことが大好きで、18歳の頃までに世界各国を旅して回り、絵を描くための見聞を広めます。
そして、旅行中に訪れたバハマで、その後の彼女の芸術活動に影響を与えるシルク・ペインティング技法に出会うこととなります。
シルク・ペインティングは、基本的には日本の手描き友禅と同じ技法で、染料を使ってシルクに直接絵を描くというもので、真っ白な布、シルクをキャンバスに、染料を絵具のように使い滲みやぼかしを生かしながら 絵を描いていくという技法です。
このシルク・ペインティングの技法を用いて、ジェニファーマークスは、アメリカ、イギリス、フランス、ハイチ、ポリネシアなどで作品を発表し、日本においても1990年に初個展を開催し、以降頻繁に来日して、個展を開催し、毎回好評を博しています。
ジェニファーマークスの作品は、南国カリブの人々や風景をテーマに、情熱的な原色や、柔らかいパステルカラーを用いた独自な透明感をベースした色彩美が特徴です。
今回お買取したジェニファーマークスの”The Beach Merchant”は、南国のビーチでフルーツを売る行商の姿が透明感溢れるジェニファーマークス独特の色彩美によりやわらかに、明るく表現されています。
空にまっすぐのびるヤシの木々、色鮮やかなビーチパラソル、木陰にそよぐ海からの風などが、滲みやぼかしを生かしたシルク・ペインティング技法にて、そこに流れる空気が心地よく表現されています。
色使いが素晴らしく、眺めているとほんわかと明るい気分にさせるナチュラル感のある素敵なシルクスクリーン作品をお買取させていただきました。
淡い、ファンタジックな世界観のジェニファーマークスの作品には、多く人々が癒され、世界中にファンが存在しており、いわの美術でも買取を強化しています。
手放しても良いというジェニファーマークスの作品がございましたら、是非、美術品買取実績豊富ないわの美術にご相談ください。
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