近代京都画壇を代表する作家、山元春挙の日本画を買取りました。
山元春挙は、滋賀県に生まれ本名は金右衛門、幼名は寛之助、号は円融斎、一徹居士です。 竹内栖鳳とともに近代京都画壇を代表する画家として絵画の世界に貢献しました。
山元春挙は、12歳から13歳の頃に野村文挙に弟子入りし、野村文挙が上京した後は、森寛斎に学びます。 弟子入りした野村文挙と森寛斎は、円山四条派に加わっていた事から、弟子の山元春挙もそれに加わり、四条派の伝統を受け継ぎます。
山元春挙の作風は、四条派の写生的画風を守りながらも、西洋からの刺激を受けた事により墨彩などの色彩表現を作品に取り入れました。
今回お買取りした日本画は、花と花瓶が描かれた作品です。 花と花瓶が、四条派の写生的画風を取り入れ繊細に描かれ、大変美しい作品となっています。
作品に絵具の割れとシミ、額装にキズがありましたのでマイナスポイントとなってしまいましたが、山元春挙の作品とあって高評価でお買取り致しました。 いわの美術では、絵画の世界に多くの貢献を果たした山元春挙の作品をお買取り致します。 また、山元春挙とともに活動していた竹内栖鳳の作品や、師匠の野村文挙、森寛斎の作品なども高価買取り致します。 倉庫にしまっていある絵画など御座いましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。