こちらの油彩画は日本を拠点に活動している中国人画家 孫家珮による『水都の旅(2)』です。
孫家珮は非常に映えるフォトジェニックな画風で、特に水辺の風景は息を呑む美しさで知られています。
癒やしや安らぎを感じさせる作品は企業カレンダーとしても人気があり、これまでにクボタIC、NECソフト、山之内製薬、千葉銀行、宇部興産に起用されました。
この作品はヴェネツィアの風景を描いており、水の音や光、空気までもが伝わってくるような、まるで自分がその場にいるような臨場感あふれる作品です。
孫家珮 (ソン カヘイ)
中国の上海に生まれた孫家珮は、上海交通大学美術研究室を卒業した後は、工芸品会社で働く一方で新進の油絵画家として活動します。
しかし当時の中国は油絵の情報が少なく、観覧できる絵も限られていました。
そこで1988年30歳の時に、展覧会が多く近現代の世界の絵画を観ることができる日本に移住します。
生後2ヶ月の赤ちゃんがいる奥様を上海に残し、アルバイトしながら武蔵野美術学園に通いました。
言葉の壁、何よりもそれまで中国人画家の活躍がなかった日本で苦労しましたが、4年後には二科展入選を果たします。
更に2年後には世界で最も権威があるパリの公募展サロン・ドートンヌでも入選し、世界的に活躍することとなりました。
その後も何度も受賞や個展を重ね、現在は千葉・松戸のアトリエで独特の叙情にあふれた作品で人々を魅了し続けています。
作風
水辺の風景を描く原点は、孫家珮が中学生まで毎年夏と冬に訪れた蘇州の南岸地域であり、そこに住んでいた祖母との思い出です。
今でも上海に戻ると必ず立ち寄るこの水郷は、近年のIT化により昔ながらの景色が減ってしまいました。
それでもスケッチを重ね、思い出と現在の景色をミックスするそうです。
孫家珮の描く風景は現実と記憶を融合させ、さらに心象も重ねています。
写実的ではあるものの、やや色調を抑えた独特の空気感が素晴らしく、それは孫家珮が長年独りで磨いてきた独自の絵画技法です。
作品の中に『気』『韻』『光』を込め、自然の美しさの感動を創造しています。
そんな孫家珮の油彩画は、印刷や写真では伝えることができないオーラがあり、自然の叙情を共感させられる作品です。
平穏で心地よい気持ちにさせてくれる孫家珮の作品は、ファンが多く中古市場でも需要が高いお品物となります。
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