【曙棗 鈴木表朔 花押 鵬雲斎】曙棗 買取作家・取扱い一覧

曙棗 鈴木表朔 花押 鵬雲斎

曙棗 鈴木表朔 花押 鵬雲斎
作家名
鈴木表朔/花押 鵬雲斎

お品もの詳細

今回お買取した写真のお品物は、鈴木表朔の曙棗です。

鈴木表朔は、江戸末期の京塗師木村表斎を祖師とし、京塗の主流である表派という基本技法を継承する京都の代表的な塗師の家系です。

初代鈴木表朔は、大正期に内務省御用となるなど、塗りの技術への評価が高く、父のもとで漆芸の技法を学んだ2代は、聖徳太子奉賛展入選したのを皮切りに、美術の新潮流に反応した作品を制作し、パリ万国博銀賞を受賞するなど海外でも活躍ました。3代鈴木表朔は、松田権六にも師事し、内閣総理大臣賞を受賞するなど数々の入賞を果たし、伝統の技法と現代の感覚の調和を追及した、明るく自由な造形で高い評価を得ました。

初代、2代、3代とも、それぞれの個性が色濃く現れた、京都らしい上品でオリジナリティ溢れる作品が特徴となっています。


お買取した曙棗は、裏千家11世玄々斎が、夭逝した長男一如斎の6歳の稽古始めに際して好まれた棗として知られています。お買取の鈴木表朔の曙棗は、朱塗の中に黒絵で鶴一羽、胴に松と亀が描かれ、華やかさがありながらも、落ち着いた風情を感じさせるお品です。

その吉祥文様から、お正月に使用されたり、朱に鶴亀という縁起の良さから、還暦のお祝いの席で使われたり、3月から4月にかけての春の茶道具としてもよいとされ、非常に使い勝手の良い棗といえます。


今回お買取した鈴木表朔の曙棗は、茶道裏千家15世家元 鵬雲斎の花押・書付のあるお品です。

茶道を嗜んでいる方でしたらご存知かもしれませんが、茶道具には家元宗匠や著名な茶人が好み物として、共箱に書付することがあり、今回買取の棗などの薄茶器には、道具自体に家元宗匠などの花押が記されていることがあります。

こういった花押・書付のある茶道具は、作品の価値が上がり、高価買取が期待できます。有名宗匠や茶人だけでなく、大徳寺の歴代管長の書付のあるお品も高価買取の可能性が高くなります。


いわの美術では、花押・書付のある茶道具の買取を強化しております。花押・書付のある茶道具を売却したいが、書いてある内容がよくわからないといった場合でも、お気軽にお問合せください。買取経験豊富な専門スタッフが無料にてお調べしますので、是非ご相談ください。花押・書付のある茶道具のご売却・無料買取査定のご相談、お待ちしております。

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