【輪島塗粥碗 輪島屋本店】輪島塗粥碗 買取作家・取扱い一覧

輪島塗粥碗 輪島屋本店

輪島塗粥碗 輪島屋本店
作家名
輪島屋本店

お品もの詳細

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は輪島屋本店の輪島塗粥碗です。
輪島屋本店は江戸時代文化年間の1813年に創業し、2011年に社名を輪島屋善仁としました。
お買取りした輪島塗粥碗は社名変更する前の作品で、椿、梅、桜、笹、紅葉の蒔絵が施された5客揃となっておりました。
使用感をあまり感じないとても綺麗な状態で共箱付でお買取り致しました。
共箱には塗師・哲舟と書かれており、蓋に亀裂が入った状態でした。

日本での漆工芸の起源は約9000年前頃と言われています。
当時は祭具や装身具に多く漆器が使われており、昔の発掘されたものでも色褪せずに鮮やかな状態で見つかった漆器もございます。
それほど漆器というものは耐用年数が長く、漆が剥げてしまっても木地に破損がない限りは修理をする事によって親から子へ、子から孫へと受け継ぐ事ができます。 日本の漆工芸品の中でも美しさと強靭さを兼ね備えた輪島塗は、黒漆と赤漆を駆使した塗りの気品と加飾の繊細さが最高級の伝統工芸として評価されていますが、その起源は比較的新しく江戸時代後半からといわれています。
輪島屋本店改め、輪島屋善仁では、輪島塗が始まった頃からの創業で、日常品でありながら、使い手の生活を豊かにする事を考えて漆器作りを行っております。
また、輪島屋善仁の技術向上のために、一般に公開や販売を行わない「登録善仁」という商品が作られており、一部の人の手にしか渡らないため、高価買取が期待できるお品物です。

漆器は、直射日光と乾燥にさえ注意すれば長く使える器として、好んで使用している方もいらっしゃいます。
今回の買取でもこの輪島塗粥碗以外にも、輪島塗の盆や重箱、屠蘇器などをご一緒に買取致しました。

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