旧家 コレクター様からお譲り致しました。
こちらの作品は萬古焼 鼓窯３代目加賀瑞山作の立田川水指です。共箱、木製塗蓋付で、剥がれ、欠けもなく綺麗な状態でお譲り頂きました。
加賀瑞山（かが ずいざいん）は祖父・初代瑞山に薫陶を受け、初代瑞山没 昭和59年に三代目瑞山を襲名、三重県指定「桑名萬古（赤絵）」の無形文化財、桑名市無形文化財技術者に認定されています。
萬古焼（ばんこやき）は、陶磁器・焼き物の一つでその発祥は江戸時代の中期、桑名の豪商・沼波弄山が鎖国という閉ざされ た時代であったが故に思い抱く、海の向こうの世界を空想で描いた異国的な陶器でした。焼き方にも形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼き物、「萬古の印があることが一番の特徴」と言われるほど形は多彩です。弄山没後は衰退していきましたが、萬古焼を復興させた祖父の教えを受け継ぎ、古萬古の伝統技法をもとに3代 加賀瑞山が創作活動を行っています。
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