【練上梅文茶碗 松井康成】練上梅文茶碗 買取作家・取扱い一覧

練上梅文茶碗 松井康成

練上梅文茶碗 松井康成
作家名
松井康成

お品もの詳細

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は練上梅文茶碗で松井康成の作品です。
松井康成は大学を卒業後、浄土宗月宗寺第23世住職となり、境内に窯を築いて中国古陶磁の技法を研究し、重要無形文化財「練上手」保持者の認定を受け、練上手の技法を使った作品を制作しています。
練上手は種類の異なる土を組み合わせて文様や柄を表現する技法で、種類の異なる土を組み合わせるという事は、それぞれの土の収縮率が違うため破損しやすく練上手の作品を作り上げる事はとても難しいとされていました。
しかし、松井康成は基本となる土を同じものにする事によって収縮率の問題を少量でも鮮やかに発色する呈色剤を混ぜる「同根異色」の方法で解決し、練上による可能性の表現を広げる事に成功しました。
こうして、ロクロで内側から膨らませ表面に亀裂を誘う「嘯裂(しょうれつ)」、磁器に近い土を使用した硬質な輝きを持つ「玻璃光(はりこう)」、ビニールに描いた模様をタタラ造りの無地の生地土の表面に転写する「堆瓷」、形成後の表面にサンドブラスターで荒い砂を吹き付けた「風白地」など新しい技法を生み出し、抽象的な文様から草木をモチーフとした文様まで幅広い作風を展開していきました。

お買取りした練上梅文茶碗は、梅の文様がモチーフとして使われており、練上の技法で作られているため、外と内側の柄が同じように出ているのが特徴です。
練上は絵付けなどの作品とは違い、制作時間に非常に時間と技術力を必要とされます。
焼成した時に縮んでしまう事を計算しながら作られており、そこにも松井康成の技術力の高さを伺う事ができます。
派手な色使いではないので、どこへ飾ってもしっくりくるお品物で、目立った傷や汚れも見られず共箱付で買取らせて頂きました。 松井康成の作品はコレクターも多く、今回の買取では、「嘯裂(しょうれつ)」を使った作品もご一緒にお譲り頂きました。

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