こちらのお品物は、以前お買取りさせて頂きました京都の名工 十五代永楽善五郎の仁清写の日の出鶴茶碗です。
今回買取させていただきましたお品物は、京焼の偉人 野々村仁清に敬意を表して、その作風を模した仁清写の茶碗です。
おめでたい鮮やかな日の出鶴が描かれた作品で、野々村仁清の色絵が見事に再現されていました。
茶碗自体は使用感の少ない良い状態で、また箱書・落款のある共箱付でお買取りさせていただきました。
永楽善五郎は京焼の家元の一つで、永樂善五郎と書かれる場合もありますが、ここでは永楽善五郎とさせていただきます。
永楽善五郎は、千家十職の一つ土風炉・焼物師で、室町時代より代々土風炉や茶碗などを製作してきました。 初代から十代までは西村姓を名乗り、主に土風炉を製作し、十代以降は永楽姓を名乗り、土風炉に加えて茶陶を製作し、当代は十七代となっています。
室町時代から続く京焼の家元である永楽善五郎は、古い時代の茶道具などの作品であれば、高価買取が期待できます。
永楽善五郎の作品の買取では、共箱の有無や、何代目の永楽善五郎の作品であるかによって、買取額が異なってまいります。
買取のお問合せの際は、共箱の有無、何代目の作品なのかをできる限りお伝え下さい。何代目かの作品であるかどうか不明である場合でも、いわの美術までお問い合わせください。
作品全体や共箱・落款部分などのお写真をお撮りいただき、弊社のメールフォームよりお送りいただくことで、より具体的な買取査定額をご案内することができます。