【萩焼井戸形茶碗】萩焼井戸形茶碗 買取作家・取扱い一覧

萩焼井戸形茶碗

萩焼井戸形茶碗
作家名
吉賀大眉

お品もの詳細

写真のお品物は、以前買取させていただきました吉賀大眉作の萩焼茶碗です。
お買取したこちらの作品は、吉賀大眉の真骨頂とする萩井戸茶碗です。 吉賀大眉は「大眉井戸」と呼ばれる井戸茶碗を創作し、芸術院賞を受賞した経歴もありま す。

井戸茶碗とは、高麗茶碗の一種で、高麗茶碗の中で最も珍重されたものです。李氏朝鮮時代の16世紀以後の朝鮮半島で、日用雑器として作られたものが、室町時代末期に日本に渡り、千利休がそれを取り立て武家茶の象徴とし、世の武将達の垂涎の茶碗となったというのが定説となっています。
「一楽二萩三唐津」といわれるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる萩焼ですが、萩焼は高麗茶碗である井戸茶碗に現代で最も近い焼き物であるとされ、その昔は一井戸二楽三唐津であったものが、いつしか井戸が萩に変わり、現在のようないいまわしになったともいわれています。

吉賀大眉は、山口県萩市の窯元の家に生まれ、東京美術学校(現:東京藝術大学)に入学、大学では彫刻を学び、そののち陶芸家 加藤土師萌に師事しました。 その後、萩に帰郷した吉賀大眉は作陶に専念し、伝統を超えた陶芸の美しさを追及し、様々な美術展覧会で精力的に作品を発表しました。
吉賀大眉は芸術院賞などの数々の賞を受賞し、ついには文化功労者として評されるに至ります。
こうして萩焼の陶芸界に大きな足跡を残した吉賀大眉は、萩焼を芸術にまで高めた作家としてその業績を讃えられています。
吉賀大眉は、「大眉白」とよばれる白釉、「大眉井戸」とよばれる井戸茶碗など、独自の技法・作風を確立し、萩焼に現代感覚を生かした新たな世界を開きました。

今回買取した吉賀大眉の作品の箱書きには「萩ヤキ井戸形茶碗」と書かれ、即中斎の花押が記されています。
即中斎は表千家十三世家元で、こういった著名な家元宗匠や茶人などの書付や花押のある茶道具は価値が上がり、高価買取が期待できます。
ただし、近年では即中斎の箱書きや花押などの偽物の横行は甚だしく、買取査定などの際は、その見極めが重要となり、目利きが必要となります。
いわの美術では、焼き物や美術品・骨董品の知識と買取経験豊富な専門のスタッフが常籍しており、しっかりとお品物を見極め、お客様にご納得頂ける買取査定額をご案内できるよう努めております。

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