今回お買取りいたしましたお品物は、LLADRO(リヤドロ)の陶器人形 『優雅な散歩のひととき』
という作品です。
リヤドロらしい色使いと、しなやかに流れる女性のドレスライン、散歩中の2匹の犬達の造形も
とても可愛らしく、まさにリヤドロの魅力と言えます。
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リヤドロはスペインのバレンシアに"ホアン、ホセ、ビセンテ"の3兄弟が創立した
陶磁器ブランドで、「優しさあふれる世界を創造したい」というリヤドロ三兄弟の願いを
陶磁器に託し、バレンシア郊外に窯を築いたのがリヤドロの歴史の始まりです。
小さなアトリエから出発したリヤドロは、現在はポーセリンシティと呼ばれる本社を含んだ
大きな工場地帯となっており、そこでは2000人以上の従業員が働いています。
リヤドロ3兄弟はそれぞれ14歳の時にバレンシア州のバレンシアの美術学校に入学し、
ホアンとホセは絵画や陶芸を、ビセンテは彫刻を学んでいました。
自宅の中庭に陶器用の旧式窯を設置し、ランプ用の花飾りを制作するようになり、
このランプ用の花飾りが人気を博します。
その後、磁器用の高熱窯を導入し、フランスのセーヴルやドイツのマイセンにも似た花瓶や、
水差しを製造するようになると、バレンシアに販売専門の店を構え本格的に商売として、
生計を立てるようになりました。
そして、硬質磁器の原料であるカオリンを使用したフィギュリン(磁器人形)の制作を開始し、
リヤドロの名声は高まります。陶磁器フィギュリンの代名詞として世界中のファンを魅了しました。
リヤドロのフィギュリンは実物のスケッチから本制作に至るまで、全ての工程を人の手で行っています。
そのため同じ題材の作品でも微妙な違いがありますが、手掛けた職人によって表情が違ってくるのも
世界中で高い評価を得ている理由の一つです。
また今にも動き出しそうな表情や仕草が見事に表現されており、全体的に淡く優しい色彩を持っている
事は全ての作品に共通しています。
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--おわりに--
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した"リヤドロ"の陶器人形。
すでに廃盤になってしまったお人形や限定のお人形ですと高価買取のチャンスです!
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