【シュナイダー兄弟 花瓶】花瓶 買取作家・取扱い一覧

シュナイダー兄弟 花瓶

シュナイダー兄弟 花瓶
作家名
シュナイダー兄弟

お品もの詳細

今回いわの美術では、美しいガラス作品を数多く生み出したシュナイダー兄弟の花瓶をお買取り致しました。


シュナイダー兄弟はガラス工芸家で、兄のエルンスト・シュナイダーと四歳年下の弟シャルル・シュナイダーがガラス工場を設立した事から歴史が始まります。

兄のエルンスト・シュナイダーは26歳でドーム兄弟の工房でセールスマンとして働きはじめ、弟のシャルル・シュナイダーはその2年後に同じくドーム兄弟の工房でアートディレクターとして働く事になりました。

ドーム兄弟の工房でガラス工芸の基礎や技術を学んだシュナイダー兄弟は、7年間働いた後退社し、翌年には自分たちの工房を設立し、兄のエルンストは経営、弟のシャルルはガラス工芸のデザインと製作にあたります。

シュナイダー兄弟は独立後、自分たちにガラス工芸の基礎を教えてくれたドーム兄弟や、フランス出身でガラス陶芸家一家のミュラー兄弟、アールヌーヴォーのナンシー派を代表する画家のヴィクトール・プルーヴェなどと交流を深めていきました。

交流していった芸術家の影響もあり、パート・ド・ヴェールと呼ばれる曇ったような柔らかい色合いの技法や模様を浮き彫りにするカメオの技法を用いたアールヌーヴォーの作品を多数製作されます。

1930年頃になると、芸術性の高いアールヌーヴォーよりも、簡潔で合理性を求めたアールデコが流行り出します。

シュナイダー兄弟はこの流行りに乗っかり、シンプルな形状に色調の変化や気泡の混入で特色を出した幾何学的な作品を製作しました。

その後も素晴らしい作品を多数製作したシュナイダー兄弟でしたが、兄のエルンストが60歳で死去してしまいます。

兄の代わりに工房を守ろうと弟シャルルは必死に頑張りましたが、そんな彼は72歳でこの世を去りました。

そして経営者が居なくなった工房を引き継ぐ人がいなかった為、シュナイダー兄弟の建設した工房は1962年に閉鎖され、49年の歴史に幕を下ろしました。



お買取りした作品について


今回お買取りした作品は、シュナイダー兄弟が製作したアールデコ調の花瓶で、全体的にオレンジの色合いで、花が何本も咲いているような可愛らしい作風です。

描かれている花は、浮き上がっている事からカメオ技法を用いて作られた模様です。

下に行くにつれて細くなりすらっとした印象で、下の部分は茶色いガラスで土を表しているとみえます。

シンプルなデザインではありますが、オレンジと茶色の色合いが柔らかさを感じさせてくれます。


こちらのお品物は、会社の事務所に飾られていた物でしたが、会社が倒産し事務所も無くす為処分したいとご依頼があり、お買取りさせて頂きました。

シュナイダー兄弟の花瓶は玄関に飾られていましたが、それ以外にも応接間に飾られていた浮田克躬の絵画ドレスデンの人形、社長室にはガレの花瓶草間彌生の絵など飾られており、そちらもお買取りさせて頂きました。

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