今回、いわの美術がお買取りしたお品物はリヤドロのフィギュリンで、限定品になります。
リヤドロは、スペインのバレンシア郊外でホアン、ホセ、ビセンテの三兄弟によって「優しさあふれる世界を創造したい」とはじめたポーセリン人形です。
1953年頃に小さな窯を作ったことが始まりとされていますが、会社として設立された日付は公表されていません。
リヤドロのフィギュリンといえば、優しい色合いと緩やかな曲線でやわらかい雰囲気を持った作風が特徴的ですが、リヤドロでは製品化にあたってイメージスケッチからはじまり、14以上の工程を経て製品化されます。
その工程のほとんどが職人たちによる手作業で行われ、緻密で動きがあり、表情豊かな作品はまさに芸術品です。
特にリヤドロは草花にこだわりを持っており、花に関しましては熟練の職人によって花びらの一枚一枚を手作業で作っていきます。
そのためリヤドロのフィギュリンは同じ型であっても手掛けた職人によって表情が違ってくるのもリヤドロが世界中で高い評価を得ている理由の一つです。
さて、今回お買取したリヤドロの限定品のフィギュリンは500体制作されたもので、現在では絶版品となっている貴重なお品物です。
リヤドロの限定品のフィギュリンには原則、シリアルナンバーが記された限定品プレートが付属されています。
お問合せの際は、こちらのプレートの有無やプレートに書かれている事をお伝えいただけますとお話しがスムーズに進みます。
今回もお電話の時にこちらのプレートの事をお話し頂き、宅配買取で対応させて頂きました。
プレートが無い状態でしたら、フィギュリンの底面に記されている数字が品番となっておりますので、そちらをお伝え下さい。
ちなみにリヤドロの限定品のフィギュリンは少ないもので5体、多いものでは5000体と制作される数は作品によって幅があり、制作された数が少ない方が買取額が高くなります。