【安藤士】買取作家・取扱い一覧 彫刻

安藤士

安藤士
安藤士(1923~)
東京都出身の彫刻家です。
現在、東京の渋谷に現存する忠犬ハチ公像(2代目)の制作者として知られており、父・安藤照も彫刻家として活躍しており、西郷隆盛像や渋谷の忠犬ハチ公像(初代)を手掛けた事で知られています。

そんな偉大な父のアトリエで生まれた安藤士は幼い頃から父親の制作の手伝いをしており、自分が彫刻家になる事は自然な成り行きでした。
こうして美術学校へ通い、展覧会で入選する作品を制作するなど彫刻家としての道を歩き始めた頃、戦争によって兵士として学徒出陣となりました。
戦後、復員して自宅に戻ると辺り一面焼け野原で自宅もアトリエもなくなっており、この先どうしたら良いのか途方にくれたそうです。
そんな時、「地面に粘土が埋めてあるのでは?」と思い、地面を掘り返してみるとそこには粘土が残っており、彫刻を再開する事ができました。
ちなみにこの戦争で安藤士は父親と妹を亡くしてします。

父親の代表作である忠犬ハチ公像は戦時中に弾丸などの材料として回収されてしまい、その忠犬ハチ公像を再び蘇らせる声が上がり、依頼を受け忠犬ハチ公像の制作に取り組みます。
しかし、戦後も材料不足は続いており、最終的には焼け跡から見つかった父親が制作した女性像を溶かして2代目忠犬ハチ公像の制作に充てました。
忠犬ハチ公像は父親が立派な日本犬を作ろうとして制作したのに対して、自分が制作する忠犬ハチ公像はみんなに親しまれるかわいい忠犬ハチ公像を制作しようと取り組んだそうです。

現在、安藤士は現代工房代表取締役をつとめ、制作活動を続けています。

安藤士年表


1923年 東京都で生まれる
1945年 アメリカ軍による東京大空襲で父親が亡くなる
1947年 ハチ公銅像の試作品を作る
1948年 渋谷駅前に2代目「忠犬ハチ公像」が竣工する
1958年 現代工房を設立し、代表取締役となる
1959年 「南極カラフト犬記念群像」が竣工する
2005年 自由美術協会展で平和賞を受賞する
2006年 鶴岡ハチ公像保存会の発会式出席する

1923年 東京都で生まれる

1945年 アメリカ軍による東京大空襲で父親が亡くなる

1947年 ハチ公銅像の試作品を作る

1948年 渋谷駅前に2代目「忠犬ハチ公像」が竣工する

1958年 現代工房を設立し、代表取締役となる

1959年 「南極カラフト犬記念群像」が竣工する

2005年 自由美術協会展で平和賞を受賞する

2006年 鶴岡ハチ公像保存会の発会式出席する


安藤士代表作


『2代目 忠犬ハチ公』
『希望の少年像』
『ダンサー』
『平田靱負翁像』

『2代目 忠犬ハチ公』

『希望の少年像』

『ダンサー』

『平田靱負翁像』


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