茨城県出身の彫刻家で、写実彫刻の第一人者として知られており、日本芸術院会員として活躍しました。
制作のテーマは自然との共生・共創で、生命観みなぎる女性像や等身大の女性像を数多く手掛けており、レリーフやデッサンといった作品も残しています。
「考えてから分かるのではなく、やってみて分かるのが造形。やってみて自分の答えが見つかる。分からないからこそ取り組んで、『こんな世界があったんだ』と気付くのが芸術の良さである」と話しており、実に様々なシュチュエーションの作品を手掛けており、その表現力に魅了されているファンも多くいます。
また、帽子がトレードマークで、明るく気さくな性格で、小学校に制作指導へ行くなどその親しみやすさも人気の秘密のようです。
埼玉大学や崇城大学で教授、日本彫刻会の理事長、日展の常務理事をつとめ後進の指導にも尽力しました。
また、イタリアの彫刻が好きでイタリアの彫刻家ジャコモ・マンズに触発されて制作した作品もありましたが、結果的に日本の風土に合わない作風だと感じ、作風が繊細なものになったと話しています。