新潟県出身の昭和~平成時代に活躍する日本の彫刻家です。
公募展には一切出品せず、個展、グループ展を中心に作品を発表し続けている彫刻家として知られています。
WHOなどから作品依頼を受けて、ニューヨークのドレーバー基金ロビー、ジュネーブのWHO本部に作品を設置しており、母校の巻高等学校を筆頭に新潟駅、新潟県立中央高等学校、立川市市役所玄関前、銀座花椿通り、姫路市シンボルロード、青葉台駅コンコース、城西大学など多くの公共施設に作品が設置されています。
東京藝術大学院を卒業する際、卒業・修了作品の中での最優秀作品に授与されるサロン・ド・プランタンを受賞しており、早熟した技量を見せていた茂木弘行は、東京藝術大学で助手として働き始めました。
その後、東京都世田谷にアトリエを持ちますが、しばらくして新潟県越後に拠点を移し、彫刻制作に専念するようになります。
こうして個展、グループ展に積極的に出品するかたわら、モニュメント・コレクションやメダルの制作依頼を多く受けるようになり、作品の評価が高まっていきました。