富山県出身の昭和~平成時代に活躍する日本の彫刻家です。
その作品の多くは人物像、動物像、仏像が主で、田畑功彫刻研究所を設立し、企画から制作・設置まで、依頼者の要望に合った制作を行っています。
これまでに制作した有名人、著名人、有名馬牛の像は日本全国合わせて1000体余り存在します。
富山県立高岡工芸高等学校デザイン科を卒業した田畑功は、富山県展で初入選を果たすと、彫刻家としての道を歩み始めました。
日本彫刻会や日展を中心に活躍を続け、数々の受賞と実績を重ねていきました。
そんな中、日本芸術院会員として活躍していた雨宮淳に師事して彫刻の基礎を学び直します。
こうして田畑功彫刻研究所を設立し、大井競馬場のハイセイコー号の像やアメリカのドジャース球場のイーグル像などパブリックアートを多く手掛けるようになると、美術展への出品は少なくなりましたが、審査員などをつとめ、彫刻界の重鎮として活躍を見せています。
また、近年ではJR岐阜駅北口に岐阜市制120周年を記念して設置された黄金の織田信長像に注目が集まり、この作品には金箔が三層になっているという手の込んだ造りで、色褪せる事なく輝き続けています。