山内壮夫の作品を買取ります。
山内壮夫は北海道出身の昭和時代に活躍した彫刻家です。
札幌第二中学校を卒業すると上京して東京高等工芸学校彫刻家に入学し、そこで著名な彫刻家であった高村光太郎に出会い本格的に彫刻家になる事を決意しました。
卒業後は同校の研究科へ進み、研究科を終了する年の国画会展で初入選を果たします。
その後、本郷新、明田川孝、柳原義達らと共に国画会会員となり活躍しますが、第14回展を終えると国画会彫刻部同人全員と共に脱会して新制作派協会彫刻部設立し、創立会員となります。
新制作派協会彫刻部では新制作協会運営委員長を度々つとめるなど会の運営に重要な役割を果たしており、その地位を確立していきます。
作品は具象的なテラコッタ作品を北海道夕張市の労働会館に設置した「夕張市労働会館外壁浮彫」をはじめ、長崎国際分科会会館に「平和母子像」などの多数の野外作品で知られています。
また、晩年には中原悌二郎賞選考委員、建築美術工業会評議員などをつとめ、戦後の日本の彫刻界をリードする作家の一人として活躍しました。