山本眞輔の作品を買取ります
山本眞輔は愛知県出身の昭和時代後期から平成時代にかけて活躍する彫刻家で、日本芸術院会員となり、日展常務理事などをつとめています。
その作風は、女性特有の優美な表情や仕草にこだわった作品を作り続けており、独自の清涼感あるロマンと格調高い作品に多くのファンが魅了されています。
祖父は書家、父親は画家という芸術にいつでも携わる事のできる家庭環境で育った山本眞輔は「彫塑」を学びたいと東京教育大学彫塑専攻科に入学します。
東京教育大学で彫刻の勉強をしていくうちに現代イタリアの彫刻と出会い、自分の彫刻家としての方向性を「具象表現の作品」と定め、手掛けるようになりました。
ヨーロッパで彫刻の勉強を重ねていくうちに先人の真似をしていてはそれを越える事ができないと感じるようになり、独自の作風を築き上げていきます。
その中でも「心の旅」シリーズは長期渡って制作された山本眞輔の大作で、これは山本眞輔自身が世界20ヶ国以上を旅行した際に見た人々の姿を心に刻み、その姿を彫刻作品として制作されたものです。
現在は自分の仕事の充実と、これから勉強していく若者たちの役に立ちたいと、次代の日本の彫刻界を担うであろう若い人達の為に力を尽くしています。