吉田芳明の作品を買取ります
吉田芳明は東京都出身の明治時代から昭和時代前期に活躍した彫刻家で、彫刻家・吉田白嶺の弟としても知られています。
本名は芳造といい、島村俊明に牙彫、木彫を学んでいます。
島村俊明は吉田芳明の義理の父親にあたり、家は代々宮彫師という家庭環境に生まれ、16歳の時には東京両国回向院の欄間に十六羅漢を彫刻し、18歳では家業を継いでいたという牙彫に優れていた事で知られている彫刻家で、代表作に牙彫「藤原鎌足像」がある事は有名です。
そんな島村俊明から彫刻を学んだ吉田芳明は東京彫工会や日本美術協会などに作品を出品し、帝展審査員をつとめるまでになります。
その高い技術力から日本木彫作家最後の人と言われており、中古市場でも高値で取引されている作品も多数ある事でも知られています。
吉田芳明の作風は、木の味わいを残した素晴らしいノミさばきが特徴で、ダイナミックで迫力のある作品が特徴です。
1本の木から作り出される作品は実に見事で多くのファンを魅了しています。