京都生まれの日本の陶芸家。
本名は義治という。旧姓は村井。伊東家の婿養子となった時に号を翠壺とした。
祖父・伊東陶山、父・二代陶山に学び、青磁を得意とする。
京焼作家として有名で一般的な京焼のほか青磁、彩釉を用いた作品を残し特にそれらにシンプルな造形と斬新なデザインの象嵌を施した作品は評価が高く、近年では青白磁透彫が海外のコレクターによく支持されている。
帝展、新文展、日展で活躍し、パリ万国博覧会では金賞を受賞。
日展参与・審査員、日本現代工芸美術作家協会顧問。京都府美術工芸功労章受章、京都市文化功労者。
昭和55年11月11日、死去。享年86歳。