日本の釜師。
京釜師の西村家初代。
千宗旦(1578~1658)の釜師と伝わる。
利休の釜師・辻与次郎に次ぐ元伯宗旦時代の上手といわれ、四方釜、裏甲釜、裏甲釜などを手掛ける。
生釜で肌を仕上げ、砂肌、中荒肌を得意とする。
『茶器名物図彙』(草間直方著)には西村道仁の子と記され、『茶道筌蹄』では西村道弥の親類とあるも詳細は不明。
2代西村道弥は、表千家4代・江岑宗左(1613~1672)時代の名工。
3代西村道也は、表千家6代・原叟(1678~1730)時代の名工。
4代西村道爺は、表千家7代・如心斎宗左(1705~1751)時代の名工。