日本の陶芸家。
陶芸家・清水卯一(人間国宝)の長男として京都市東山区五条坂に生まれる。
1970年、龍谷大学文学部史学科卒業。翌年、父に師事して作陶技術を磨く。
1972年 第19回日本伝統工芸展に初入選。
茶碗、鉢、湯呑、花器、など実用的な作品を幅広く制作。
ほのぼのとした素朴な作風の中に、絶妙な釉薬の技が光る。
1973年 第2回日本工芸会近畿支部展で近畿支部長賞受賞。
1981年 第10回日本工芸会近畿支部展で松下賞受賞。
中国宋代に範をとった白化粧に鉄絵・赤絵を施した作品、黒釉・柿釉の天目、さらに唐時代の三彩や藍釉銀彩にも挑戦し、父から受け継いだ技術をベースに新領域を開拓している。
幼少期から飼っている"亀"を様々なモチーフにした「亀遊文」が特徴。
日本工芸会理事。